眠たくなるのは深部体温が低下するため
人は、どうして眠たくなるのでしょうか。実は、眠気がどうして起こるのか?というのは未だ解明されていません。
ただし、メラトニンの分泌と深い関係があり、脳の松果体からメラトニンが分泌されると、深部体温が低下して自然な眠りに誘われることがわかっています。
脳の松果体からメラトニンが分泌されて深部体温が低下
→ 眠くなる
この仕組みを利用して、脳のメラトニン受容体に作用し、メラトニンと同じように深部体温を下げる働きにより自然な睡眠を誘う医療用の睡眠改善薬が販売されています。
朝自然に目が覚めるのはなぜ?
起床する数時間前にノルアドレナリンなどの副腎皮質ホルモンが分泌され、からだは目覚める方向に向かいます。
その後、起きてから太陽などの光を浴び目に光が入ると、メラトニンの分泌が停止して完全な覚醒状態になります。
目に入る光の調節で睡眠リズムを整える
夜のメラトニンの分泌は、朝に光が目に入ってから14〜16時間後に起こります。
朝には、起きたらカーテンを開けて、部屋の電気をつけて明るくし、しっかりと部屋に太陽の光を入れましょう。
また、眠れないからといって、夜に部屋全体を明るくしたり、パソコンやスマホの画面を見ていると、強い光を浴びてしまうと、メラトニンの分泌が止まってしまいます。
寝ている途中で起きたとしても、明るい電気はつけずに、間接照明で過ごしましょう。