40代からのからだを変える栄養のお話〜糖鎖について〜

糖鎖とは

私たちの37兆個の細胞の膜には『糖鎖』と呼ばれるヒゲのようなものが存在します。




この『糖鎖』は、細胞のアンテナのようなもので細胞の役割を記しづけています。


糖鎖の働き

糖鎖の働きには、

  • 体内のあらゆるものを感知する
  • 体中の細胞と情報を交換する
  • 細胞の結合や分離
  • 必要な機能に適切な対処をするように働きかける

    などがあります。

免疫系、神経系、ホルモン系などの働きなどにもこの糖鎖が大きな役割をしています。

インスリンによるブドウ糖の取り込みと糖鎖

食事からとった糖分は、体内でブドウ糖にまで分解され、インスリンによって細胞内に取り込まれ、エネルギー源として利用されます。

このとき、インスリン受容体にインスリンが結合し、ブドウ糖の取り込みが行われます。

正常な細胞では、細胞膜表面の糖鎖がしっかりと形成されており、受容体との結合がスムーズに行われますが、糖鎖が不完全な状態であると、インスリンが受容体に結合できずに、糖の取り込みに支障が生じます。


インスリン受容体とインスリンのブドウ糖取り込み



糖鎖を構成する8種類の単糖類

糖鎖を構成する8種類の単糖類は、

●グルコース
●ガラクトース
●マンノース
●フコース
●キシロース
●N-アセチルグルコサミン
●N-アセチルガラクトサミン
●N-アセチルノイラミン酸

があります。

これらの単糖類は、すべて食べた炭水化物から体内で作られるものです。

しかし、

年をとると、作られる力が落ちてしまうのです。

8種類の単糖類とその役割

8種類の単糖とその役割

人生100年時代、70代、80代、90代になっても元気で健康の不安がなく過ごすためには、しっかりと機能する細胞を作ることが大切です。

糖鎖を意識することで、毎日頑張ってくれているご自身の細胞づくりをサポートしましょう。

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