普段、麺類はほとんど食べないのですが、ここ1ヶ月で2回ラーメンを食べにいきました。
和歌山でも、ラーメン店はとても人気でご近所のラーメン屋さんでも、開店前から長い行列が・・・
子どもが『ラーメンを食べたい!』というので、一緒に並んで美味しくいただきました!
が、お昼に食べて、その日ず〜と、体が重だるくやる気が出ない・・そんな状態に。
恐るべし、小麦の影響力です。
精製された小麦製品が体に及ぼす影響
ラーメンを食べた後に体がだるく感じる理由は、大きく分けて3つあります:
- 血糖値が急に上がったり下がったりするから
ラーメンの麺は小麦でできていて、たくさんの炭水化物(糖分)が含まれています。
この糖分が一気に体に吸収されると、血糖値が急に上がります。でも、その後すぐに下がってしまうことがあります。この「急な変化」が体のだるさや疲れを感じさせる原因になります。 - 小麦が体に合わないことがあるから
小麦に含まれる「グルテン」という成分が原因で、体に合わない人もいます。この場合、消化がうまくいかなくて、体が重く感じたり疲れやすくなったりします。
ただし、グルテン完全除去が必要な『セリアック病』は日本人では稀な疾患です。 - 脂っこさや塩分が多いから
ラーメンのスープは脂っこくて塩分が多いことが多いです。そのため、消化に負担がかかりだるさを感じることがあります。
どうすれば良いか?
ラーメンの量を少し減らしたり、野菜や卵などを一緒に食べると、体への負担が少なくなります。
ラーメンはとても美味しいですが、たまに楽しむくらいがちょうど良いかもしれませんね!
〜小麦製品を食べると血糖値がアップダウンする仕組み〜
パンや麺類などの精製された炭水化物を食べると、急激に血糖値が上がり、その血糖値を下げるために膵臓から、「インスリン」というホルモンが出てきます。
インスリンは、エネルギー源として利用するために血液中のブドウ糖を細胞に取り込みます。
すると、血糖値は下がります。
食後には、この血糖値のアップダウンが起こるのが正常なのです。
正常にインスリンが出ていれば、脳に対して『食欲抑制ホルモン』としても働き、食べ過ぎを防止します。
麺類やパンなどの炭水化物中心の食事を続けると、インスリンの分泌が増え、血糖値が急激に下がり「低血糖」になることがあります。
低血糖になると、空腹感だけでなく、イライラや動悸、手足の震え、めまいなどの症状が出ることもあります。
小麦製品をたくさん食べる生活をしている場合、日常的に疲れやすさやだるさを感じることがあるため、食べる頻度を減らしてみると改善するかもしれません。
特に麺類を食べる際は、卵や野菜などのタンパク質や繊維質を先に摂取し、血糖値の急激な変動を防ぐ工夫を心がけましょう。