『医者に金を払うよりも味噌屋に払え』 これは江戸時代のことわざです。
当時は、その栄養成分などは詳しく調べられていたわけではないでしょうが、
日本人は、感覚的に味噌の健康効果を体で感じていたのでしょう。
現代では、味噌には良質なタンパク質やビタミンB群、ビタミンEや葉酸、ビオチンなどが含まれて
いることがわかっています。
味噌に含まれる代表的な栄養素
味噌には、私たちの健康に役立つ効果があることが、いくつか知られています
1. コレステロールを下げる効果
- 味噌に含まれる大豆たんぱく質は、体内の悪玉コレステロール(LDLコレステロール)を減らす働きがあります。
- 発酵の過程で生成される成分がコレステロール代謝を促進すると考えられています。
2. 血管の弾力を維持
- 味噌に含まれるイソフラボンは、ホルモンバランスを整えるとともに、血管を柔軟に保つ効果が期待されています。
- 発酵由来のペプチドも、血圧を下げる働きがあり、血管の健康維持に役立つとされています。
3. 生活習慣病の予防
- 味噌の発酵成分には、抗酸化作用があり、体内の活性酸素を除去することで動脈硬化や糖尿病のリスクを軽減するとされています。
- また、味噌に含まれる食物繊維や大豆成分が、腸内環境を整えることで全身の健康に役立ちます。
4. 老化防止(アンチエイジング)
味噌に含まれるメラノイジン(発酵過程で生成される褐色の成分)には、強い抗酸化作用があり
細胞の老化を防ぎ、肌や体全体の若々しさを保つ効果があります。
これほど、健康に役立つ『味噌』を毎日食べないのはもったいない!
ですよね。
私は、2回分ぐらいまとめて作って、時短をしています。
具沢山のお味噌汁さえあれば、あとは雑穀米と漬物だけでも一食出来上がり!!
次回は、お味噌汁に入れた具材について、薬膳の観点からご紹介いたします。
お楽しみに!