風邪などの体調不良は『デトックス』になる!

今年は、インフルエンザが例年以上に流行していますね。

家族も私以外は年末に高熱を出して寝込んでいました。


でも、この『体調不良』は悪いことばかりではありません。

今回は、『食べないこと』がデトックスにつながるというお話です。



1日3食 食べることは、実は不自然


自然界の摂理と現代の食生活

自然界の動物たちは、本来「食べられること」が当たり前ではなく、むしろ食べ物を手に
することが「至福の時」といえます。私たち人間も、江戸時代中期までは1日2回
昼と夜に食事を摂るのが一般的でした。

しかし、現代の私たちの生活では、1日3回の食事が当たり前になり、便利な家電や公共交通機関
自動車などが生活を支えています。その結果、日常的な運動量は江戸時代と比較して大きく
減少しました。

江戸時代の農民は重労働に耐えるため、エネルギー摂取が必要でしたが、主に穀物中心の食生活を送っていました。
一方で現代の食生活は脂質や動物性タンパク質の摂取が増え、食事の内容が大きく変化しています。
この変化が健康や栄養状態に及ぼす影響は少なくありません。


増え続ける病気と医療費

現代では、名前がつけられている病気の種類が4万種類にも及ぶといわれています。

これだけ多くの病気を持つのは人間だけです。医学が進歩しているにもかかわらず、
新しい病気が次々に発見され、日本の医療費は年間1兆円単位で増え続けています。

2021年の統計によると、日本の医療費は国家予算のうち44兆円を占めています。

日本では健康保険制度や高額医療費制度によって個人の負担は軽減されていますが
その分国家の医療費負担が増大し、結果として税金が上がり続けています。


健康は自分でつくる

私たち一人ひとりが「自分の健康は自分で守る」という意識を持つことが、医療費の削減につながります。
その分の予算を子育てや福祉、環境対策に回せれば、社会全体がより良い方向に向かうでしょう。

環境を変えるには、まず自分を変えることが必要です。

それは健康においても同じです。食生活を見直し、適度な運動を心がけ、
日常生活の中で健康的な選択をすることが、より良い未来への第一歩となります。

健康を守るための小さな努力が、大きな変化を生むかもしれません。
私たち一人ひとりの行動が社会全体の健康を支えるのです。



現代人の病気は『食べ過ぎ』が原因


現代人と食生活の課題:『食べ過ぎ』と断食の重要性

現代人の多くは、食べ物が豊富にある環境で暮らしています。
しかし、それが健康的な生活に結びついているとは言い難い状況です。


特に「食べ過ぎ」は、さまざまな健康リスクを招く原因となっています。

そこで、「何を食べるか」だけでなく、「必要ない時には食べない」という視点を持つことが重要です。

食べ過ぎの現代的な課題

多くの人が必要以上に食事を摂取してしまう背景には、以下のような要因があります:

     ●食事が娯楽化している
     ●ストレスや感情的な食べ過ぎ
     ●高カロリーで低栄養価の食品の普及
     ●定期的に摂るべきという固定観念と体の習慣化

これにより、肥満や糖尿病、高血圧といった生活習慣病のリスクが高まり、体の不調を招くことが多くなっています。

『断食状態』と体のリセット

興味深いことに、体調不良で「強制的に食べられない状態」が訪れると、意図せずとも体は『断食状態』に入ります。

この断食状態は、体にとっていらないものを排泄する「オートファジー」を促進する重要なタイミングとなります。



食事を取らないことが『デトックス』になるという考え方


断食とデトックス効果:体を回復させる自然の仕組み

「断食がデトックスになる」と聞いたことがある方も多いのではないでしょうか。

この考え方は、体が消化よりも免疫系や回復プロセスに集中できるようになる、という理論に基づいています。

断食中、消化にかかるエネルギーが減ることで、体が老廃物を排出しやすくなるというわけです。


自然界の動物から学ぶ「断食の智慧」

興味深いことに、人間を除く多くの動物は、体調が悪いと食事を摂りません。
動物たちは本能的に、無理に食べることが胃腸に負担をかけ、回復を遅らせると理解しているのです。

これに対し、人間は体調が悪くても「何かを食べなければ」と思いがちです。
しかし、無理に食べることで胃腸が疲れ、かえって回復が遅れることがあります。


心と体を休める断食のすすめ

体調が悪いときは、「体のデトックス期間」と考えて、心も体も、そして胃腸も
ゆっくり休ませてあげることが大切です。

無理に食事を摂らずに、体が自らの力でバランスを取り戻す時間を与えましょう。

もちろん、医療的なケアが必要な場合は医師に相談することが重要ですが、普段の生活でも
この自然の仕組みを意識するだけで、健康への大きな一歩となります。

断食を実践することで、心と体がリフレッシュし、新たなエネルギーを得る感覚を味わえるかもしれません。


何も食べないとエネルギー不足が心配な場合は?


病気中や回復途中の体に必要な栄養とケア

病気や体調不良の際、体はエネルギーや栄養を必要としています。

特に免疫システムを強化し、体を守るためには適切な栄養摂取が欠かせません。

しかし、体調が悪い時には食事の選び方が重要です。胃腸に負担をかけるようなものを食べると
消化不良を引き起こし、体内に『老廃物』が溜まる原因となるため注意が必要です。


水分補給が最優先

食事が思うように取れなくても、水分補給だけはしっかり行いましょう。

風邪や体調不良の際には脱水症状を防ぐことが非常に重要であり、回復を早めるための基本となります。

水やお茶、薄いスープなど、消化に負担がかからないものを選び、こまめに補給しましょう。


体調不良時におすすめの『酵素ドリンク』

体調不良時や胃腸が弱っているときには、負担の少ない栄養補給が効果的です。
そこで注目したいのが『酵素ドリンク』です。


酵素ドリンクは、野菜や果物を長期間発酵させたもので、酵素がはたらき、
すぐに体に吸収されやすい状態になっています。




胃腸に優しく、腸内環境を整える助けとなるため、回復期にぴったりのアイテムです。


風邪や急な体調不良時にデトックス効果を高める

弱った体を回復させるには、デトックス効果を高めることも重要です。
酵素ドリンクは、胃腸の調子を整えながら、老廃物を体外に排出する働きをサポートします。

急な体調不良や風邪の時に酵素ドリンクを取り入れることで、回復をスムーズに促進しましょう。


まとめ

体調不良時は、無理をせず体に優しい栄養補給を心がけることが大切です。

特に酵素ドリンクは、胃腸への負担を抑えながら栄養を摂取できるので、日頃の健康管理にも役立ててみてください!

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オートファジー(Autophagy)は、細胞が自身の中にある不要な部分や損傷した成分を分解・再利用する仕組みのことです。

これはギリシャ語で「自分を食べる」という意味で、細胞の健康を維持するために非常に重要なプロセスです。

主な特徴

  1. 細胞内の清掃活動
    • 古くなった細胞小器官(ミトコンドリアなど)やタンパク質、不要物を分解する
    • 細胞内の環境を健全に保つ

  2. 栄養不足時のエネルギー供給

    • 空腹時やストレス状態では、細胞がオートファジーを活性化して内部の成分を分解し、エネルギー源として利用します。 → 体脂肪の分解

  3. 老化や病気との関係
    • オートファジーが適切に働かないと、老化やアルツハイマー病、パーキンソン病などの神経変性疾患、さらにはがんの原因となることがあります。

オートファジーの仕組み

  1. 隔離膜の形成

    細胞内で不要な成分が「隔離膜(ファゴフォア)」と呼ばれる膜に包まれます。

  2. オートファゴソームの形成

    隔離膜が完全に閉じて「オートファゴソーム」という小胞になります。

  3. リソソームとの融合

    オートファゴソームが「リソソーム」と融合し、中の成分が分解されます。

  4. 再利用

    分解された成分(アミノ酸や脂肪酸など)は、再び細胞のエネルギーや物質合成に利用されます。

 

健康への影響

  • 断食や運動と関連

    断食やカロリー制限、適度な運動がオートファジーを活性化させることが研究で示されています。

  • 寿命延長効果


    オートファジーの活性化は、寿命を延ばす可能性があることが動物実験で示唆されています。

*日本の分子生物学者 大隅良典博士がこのオートファジーの細胞内での仕組みを解明し、
 2016年にノーベル生理学・医学賞を受賞されました。

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