『免疫力アップサプリ』の実態①

免疫力を高める秘訣!毎日の健康をサポートするサプリメント〜

「最近なんだか風邪をひきやすい…」「季節の変わり目に体調を崩しがち…」
そんなお悩みありませんか?

免疫力を維持することは、元気に毎日を過ごすための大切なポイント。


食生活や睡眠、運動などの生活習慣を見直すことはもちろんですが、サプリメントを
上手に選んで利用するのも一つの方法です。

余談ですが、TVアニメ『はたらく細胞』の影響か、難しい免疫系の細胞の名前を
小学生がスラスラと言っているのには驚かされますね!

私も、子どもに『NK細胞って知ってる?』と言われ、説明すると
『お母さんもはたらく細胞好きなの?』と聞かれました (笑

詳しく見る「病気と免疫力の関係」

免疫力が高いと病原体の侵入や増殖を防げる(自然免疫と獲得免疫)

『免疫力』とひとことに言っても、私たちに備わる免疫系には
「自然免疫」と「獲得免疫」があります。

✨ 自然免疫(NK細胞、マクロファージや好中球などの働き)は、病原体が体に入るのを防ぎ、
  すぐに排除するシステム

✨ 獲得免疫(リンパ球や抗体の働き)は、一度かかった病気を記憶し、次に侵入したときに素早く
  対応するシステム


【免疫細胞の大まかな役割】

**サイトカインとは主に免疫系細胞から分泌されるタンパク質で、標的細胞表面に存在する
特異的受容体を介して極めて微量で生理作用を示し、細胞間の情報伝達を担う物質の総称です


→ これらの2つの免疫系が正常に働くことで、病原体に感染しにくく、感染しても軽症で
 完治するということになります。

免疫力の低下は感染症のリスクを高める(抗菌薬の必要性が変わる)


免疫力が低下すると、風邪やインフルエンザなどの感染症にかかりやすくなります。
特に、高齢者や持病のある人は免疫機能が弱く、重症化しやすいと言われています。

また、免疫機能が弱いということは、『病原体と戦う力が弱い』ということなので現れる症状も
それほど強くはなく、緩やかに症状が現れるため『発症』してから時間が経ってようやく
感染に気がつくということも稀ではありません。

そのため、通常なら自己治癒する病気でも、抗菌薬や抗ウイルス薬が必要になることが
あります。

→ 免疫低下により、薬の選択や治療方針が変わる。

免疫と炎症のバランスが病気の重症度を左右する



免疫が働くと炎症が起こります。

適度な炎症は病原体を排除するのに役立ちますが、過剰な炎症は、重症化の原因に
なってしまします。

自己免疫疾患では免疫の異常が病気を引き起こす



免疫が正常に働かないと、外敵(ウイルス・細菌)だけでなく、自分の細胞まで攻撃してしまう
ことがあります。
これが自己免疫疾患(リウマチ、橋本病、潰瘍性大腸炎など)。

この場合には過剰な免疫を抑える薬(ステロイド、免疫抑制剤)が治療薬として必要となる
場合があります。

→ 免疫は高すぎても低すぎても問題になり、バランスを保つことが最も大切です。

薬や生活習慣が免疫力を左右する(免疫力を上げる方法)




免疫力は、薬の影響を大きく受けます。
例えば、長期のステロイド使用や抗生物質、抗がん剤治療は免疫を抑える方向に働きます。

また、日常の食事・運動・睡眠・ストレス管理も免疫機能に大きく影響します。

→ 食生活や生活習慣の改善で免疫力を維持できます。

病気と免疫力の関係は、単に「強ければいい」わけではなく、バランスが大切。免疫の働きを理解し
必要に応じて薬や生活習慣を調整することが、病気の予防や治療に役立ちます。

近年、日本では花粉症やアレルギーの方が増えているものも『免疫系』のトラブルと関係が
あるされています。


『がん』や膠原病などの自己免疫疾患が増加傾向にあるのも『免疫系』と関わりが・・


今回は、免疫力アップをサポートするサプリメントを分類別にご紹介します!


免疫系を強化するサプリメント 分類

免疫系を強化し、調整するとされるサプリメント(健康食品)には大きく次のようなものがあります。



①キノコ系
②乳酸菌類
③抗酸化系
④抗菌力アップ
⑤血管新生阻害
⑥がん細胞の増殖阻止


上記のうち、⑤と⑥は悪性腫瘍(がん)の増殖にも影響を与えるとして研究されている成分
です。

まずは、『キノコ系サプリメント』についてご紹介いたします。

キノコ系サプリメント

『免疫系を向上させる』とされるキノコのサプリメントには、β-グルカンや多糖類、抗酸化物質
などが豊富に含まれており、免疫細胞を活性化する作用が期待されています。

以下、代表的なキノコとその作用について説明します。

1. 霊芝(レイシ))

🟨 期待される効果

  • 免疫細胞(マクロファージ、ナチュラルキラー(NK)細胞)の活性化
  • 抗炎症作用
  • 抗酸化作用

🟨 主成分

  • β-グルカン(免疫調整作用)
  • トリテルペノイド(抗炎症・抗酸化作用)

🔹 おすすめの使用方法

  • 1日500〜1500mg程度のエキスを摂取(製品による)

2. 冬虫夏草(とうちゅうかそう

🟨 期待される効果

  • 免疫調整作用(過剰な免疫反応を抑制しつつ、必要な免疫機能を高める)
  • 抗疲労・持久力向上

🟨 主成分

  • コルジセピン(抗炎症作用)
  • β-グルカン

🔹 おすすめの使用方法

  • 1日1000mg前後

3. 舞茸(マイタケ

🟨 期待される効果

  • 免疫細胞の活性化(特にNK細胞)
  • 抗ウイルス作用

🟨 主成分

  • MD-フラクション(強力な免疫活性作用)
  • β-グルカン

🔹 おすすめの使用方法

  • 1日500〜1000mg

4. カワラタ

🟨 期待される効果

  • 免疫強化(特にがん免疫療法との併用で研究されている)
  • 抗炎症作用

🟨 主成分

  • PSK(ポリサッカライド-K):免疫賦活作用
  • PSP(ポリサッカライドペプチド):抗腫瘍作用

🔹 おすすめの使用方法

  • 1日3000mg以上が臨床研究で使用されることが多い

5. シイタケ

🟨 期待される効果

  • 抗ウイルス作用(風邪・インフルエンザ予防)
  • 免疫調整作用

🟨 主成分

  • レンチナン(βグルカンの一種)(抗ウイルス・免疫活性)

🔹 おすすめの使用方法

  • 1日500〜1000mg

上記のキノコのうち、『霊芝』や『冬虫夏草』は高価なものなのでサプリメントも比較的値段が高くなる傾向にあります。



キノコ系サプリメントのまとめ

選び方のポイント

✅ エキス濃度を確認:β-グルカンや特定の成分(例:トリテルペノイド、PSKなど)の含有量が明示されているものが良い

✅ 添加物の少ないものを選ぶ:ピュアなエキスや有機栽培のものが理想


✅ 複数のキノコをブレンドした製品も◎:相乗効果が期待できる




しいたけの有効成分『レンチナン』を効率的にとるには?


日常使いとして使いやすいのは、やはり『椎茸』

椎茸に含まれるβグルカンの一種、『レンチナン』は以前抗がん剤補助療法の医療用医薬品
として抗がん剤の治療に併用されて使用されていました。

2018年にメーカーより、「がん治療の進歩や新規抗がん剤の登場により、役割が低下し、
需要も減少した」として製造販売が中止されています。


日常で食材として使いやすい、椎茸について詳しくご説明いたします。

椎茸(シイタケ)のレンチナン含有量について

レンチナンは椎茸に含まれるβ-グルカンの一種で、特に抗ウイルス・免疫賦活作用
があることで知られています。

🔹 椎茸のレンチナン含有量(目安)

  • 生椎茸:1gあたり 約1〜3mg
  • 乾燥椎茸:1gあたり 約5〜10mg
  • 椎茸エキス(濃縮サプリ):製品によるが、1日摂取量で 5〜50mg 
    以上含有しているものもあります。

🔹 レンチナンを多く摂取するには?

  1. 乾燥椎茸を活用
    • 乾燥することでレンチナン濃度が上がる
    • 戻した後の煮汁にもレンチナンが溶け出すので活用する

  2. 適切な調理法を選ぶ

    • レンチナンは 熱に比較的強い が、長時間の高温調理で一部が分解する可能性がある
    • スープや煮物で摂ると効率的


  3. サプリメントの活用

    • 椎茸エキスやβ-グルカンサプリの中には、レンチナンを高濃度に含むものもあるため、サプリメントを選ぶのも良い

🔹 免疫強化に効果的な摂取量

研究によると、1日5〜10mgのレンチナン で免疫調整効果が期待されるとされています。
乾燥しいたけであれば、無理なくとれる量ですね。


じゃあ、椎茸はどれくらい食べればいい?


治療目的ではなく、健康維持で免疫アップを目的にする場合には乾燥椎茸は、1日2枚程度を目安にとりましょう。


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