
昔から、月の満ち欠けは潮の満ち欠けだけでなく、私たちの体や心にも影響を与えるとされてきました。
特に女性の体は、月のサイクルと生理のリズムがよく似ていますよね。
だからこそ、月の流れに寄り添ったセルフケアを取り入れることで、心も体もより穏やかに整えていくことができます。
無理をせず、自然のリズムに身をゆだねるように、自分に優しい時間を過ごしてみませんか?🌙✨
2025年、2月28日(金曜日)は新月です。
今回は、新しいスタートに最適な時期、『新月』についてご紹介いたします。
🌑 新月:デトックスと新しいスタート
テーマ:リセットして新しく整える・心と体のリフレッシュ・新しいスタート
新月は「新しいことを始めるのに適した時期」とされ、心身ともにリセット
するのにぴったりのタイミングです。
断食や軽めの食事でデトックス 🍵
新月の日は、体が自然と「不要なものを手放す」モードに入ります。
そこで、消化に負担の少ない食事を意識し、体の内側からスッキリさせることが大切です。
🍚 おすすめの食事
- 消化にやさしいお粥や具なしの味噌汁(胃腸を休め、老廃物を排出しやすくする)
- 野菜スープやスムージー(必要な栄養を摂りながら、腸をいたわる)
- プチ断食(16時間断食)(夜ご飯を早めに終えて、翌朝は酵素ドリンク、白湯やスープで過ごす)
💡 ポイント
・いきなり「何も食べない断食」ではなく、酵素ドリンク、具なしのスープやスムージーで
栄養を補給しながら無理なくデトックスしましょう。
・このタイミングでジャンクフードや刺激の強い食べ物を控えると、体がスムーズにリセットされます。
白湯やハーブティーで体内を浄化 🍵🌿
新月は「浄化のエネルギー」が高まる時期。
体の巡りを良くし、老廃物を排出することを意識すると、スッキリと軽やかに過ごせます。
✅ おすすめの飲み物
- 白湯(40~50℃のお湯) → 胃腸を温め、代謝を促す
- よもぎ茶 → 血流を良くし、デトックス効果が高い
- ドクダミ茶 → むくみや肌荒れの改善に◎
- レモン入りのお湯 → ビタミンCで体をスッキリ整える
💡 ポイント
・コーヒーやお酒を控え、カフェインの少ない温かい飲み物を選ぶと、体がより浄化されやすくなります。
新しい目標を書き出す ✍️
新月は「始まりのエネルギー」が強いタイミング。
この日に願いや目標を言葉にすると、自然と叶いやすくなると言われています。
✅ 目標の書き方のポイント
- 「◯◯を達成したい」ではなく、「◯◯を楽しみながら取り組んでいる」と現在形で書く
(例:「健康のために毎朝ストレッチを続けています」) - 感謝の気持ちを込める(例:「自分の体を大切にできることに感謝します」)
- 大きな目標より、日々の習慣を意識した目標を立てる(例:「週に2回は自然の中で散歩をする」)
💡 ポイント
・書いた目標を手帳やノートに残し、満月の日に振り返ると、自分の成長を実感しやすくなります。
瞑想や深呼吸で心を整える 🌙
新月の日は、体だけでなく心もリセットするのに最適な時期。
忙しい日常の中で、少しだけ立ち止まり、自分と向き合う時間を作ると、心がスッキリ軽くなります。
✅ 簡単にできるリラックス法
- 深呼吸を10回ゆっくり行う(鼻から深く吸って、口から細く長く吐く)
- 寝る前に5分間、目を閉じて静かに過ごす(頭の中の雑念を手放すイメージ)
- 好きなお香やアロマの香りを楽しむ(ラベンダーやサンダルウッドがおすすめ)
💡 ポイント
・「瞑想」といっても、難しく考える必要はありません。目を閉じて、呼吸に意識を向けるだけでOK。
・「今の自分はどう感じているか?」を静かに観察すると、心のモヤモヤが解消しやすくなります。
🌙 まとめ:新月の日にできるセルフケア
新月は、体と心をクリアに整え、新しいスタートを切るのに最適なタイミングです✨
✅ 食事を軽めにして、内臓を休める(スープやお粥、白湯を意識)
✅ デトックスを助けるハーブティーを飲む(よもぎ茶、ドクダミ茶など)
✅ 新しい目標をノートに書く(未来の自分をイメージしながら)
✅ 深呼吸や瞑想で心を整える(リラックスして、自分と向き合う時間を作る)
こうした習慣を取り入れることで、自然の流れに合わせた心地よいリズムで生活できるようになります🌿
『新月』を意識してには、ぜひ試してみてくださいね😊✨
女性の月経リズムと新月

昔から月のリズムと女性の体は深い関係があると考えられてきました。
ここでは、月の満ち欠けに例えて、女性の月経周期をわかりやすく説明します🌙✨ 今回は、『新月』です。
🌑 新月(月経期)
▶︎ 生理(1〜7日目)
新月は「始まり」のエネルギーを持ち、体が不要なものを排出するタイミングです。
同じように、生理も古くなった子宮内膜を排出するデトックスの時期です。
心と体の状態
😔 エネルギーが低下しやすく、疲れやすい 💤
▶︎ なぜ?
生理中は、使わなかった子宮内膜を排出するために子宮が収縮し、それに伴って血液が多く失われます。
このため、全身に十分な酸素や栄養が行き渡りにくくなり、エネルギー不足を感じやすくなるのです。
また、女性ホルモン(エストロゲン)が急激に減少することで、脳の活性化が低下し、だるさや倦怠感を感じやすくなるともいわれています。
▶︎ どんな影響がある?
- ちょっとした動作でもすぐに疲れる
- 頭がぼんやりして集中しづらい
- いつもより眠気を感じる
▶︎ 対処法
✅ 無理せず疲れを感じる前にゆっくり休む(睡眠をしっかりとる)
✅ 月経によって失われる鉄分を多く含む食材を摂る(レバー、ほうれん草、ひじきなど)
✅ 温かい飲み物で体を温める(白湯や生姜湯)
😔 冷えやすく、むくみが出ることも ❄️🦵
▶︎ なぜ?
生理中は、体温を維持するためのエネルギーが不足しやすく、血流が悪くなるため、手足の先が冷えやすくなります。
さらに、女性ホルモンの影響で水分バランスが崩れ、体が水分を溜め込みやすくなることで「むくみ」も起こりやすくなります。
▶︎ どんな影響がある?
- 足先や手が冷たくなり、寒さを感じやすい
- 顔や脚がむくみやすく、靴がきつく感じる
- 体全体が重だるく感じる
▶︎ 対処法
✅ 湯船に浸かる(シャワーではなく、ぬるめのお風呂に)
✅ カリウムを多く含む食材を摂る(バナナ、アボカド、きゅうりなど)
✅ 軽いストレッチやマッサージで血流を促す(特に足首やふくらはぎ)
✅むくみがひどい場合には、水分代謝を良くする漢方薬を服用する(当帰芍薬散など)
😔 気分が落ち込みやすく、ゆっくり休みたくなる 🛌
▶︎ なぜ?
生理前~生理中にかけて、セロトニン(幸せホルモン)やドーパミン(やる気ホルモン)の分泌が減少するため、気分が落ち込みやすくなります。
また、生理中は体が疲れやすいため、無意識のうちに「休みたい」「動きたくない」と感じやすくなります。
これは体が自然にエネルギーを温存しようとしているサインでもあります。
▶︎ どんな影響がある?
- なんとなく気持ちが沈み、ネガティブになりがち
- 仕事や家事にやる気が出ない
- いつもより感情が不安定になり、些細なことでイライラする
▶︎ 対処法
✅ 「これはホルモンの影響」と理解し、自分を責めない 👉 これが最も大切!!
✅ 無理に頑張らず、好きな音楽を聴いたり、リラックスする時間を作る
✅ セロトニンを増やす食材を摂る(バナナ、ナッツ、ハイカカオチョコレートなど)
まとめ
生理中は、ホルモンバランスの変化により、体も心も不安定になりがちです。
🔹 エネルギー不足で疲れやすい → 無理せず休み、鉄分補給を意識
🔹 冷えやむくみが出る → 体を温め、カリウムを摂って巡りを良くする
🔹 気分が落ち込みやすい → リラックス時間を大切にし、セロトニンを増やす食事を心がける
「生理中はこういう時期だから、無理しなくていい」と自分をいたわることが何より大切です。
いつもは我慢している、チョコレートや甘いものも、エネルギー不足を感じやすい
この時期には、食べ過ぎなければ食べても大丈夫 ✨
心と体の声を聞きながら、できる範囲でケアしてみてくださいね😊✨
月経中に服用できる代表的な漢方薬 🌿
生理中はホルモンバランスの変化により、冷え・むくみ・生理痛・イライラなどの症状が起こりやすくなります。
症状や体質に合わせて、適切な漢方を選ぶことで、生理期間を快適に過ごしやすくなります😊
当帰芍薬散(とうきしゃくやくさん)
👉 「冷えやすい・むくみやすい・疲れやすい人向け」
▶︎ 効能
- 血行を促進し、体を温める
- むくみを改善し、水分バランスを整える
- 体力が少なく、疲れやすい人におすすめ
▶︎ こんな人におすすめ
✅ 生理中に体が冷える
✅ むくみやすく、だるさを感じる
✅ 色白で華奢な体質の人
桂枝茯苓丸(けいしぶくりょうがん)
👉 「血のめぐりが悪く、生理痛がひどい人向け」
▶︎ 効能
- 血流を改善し、生理痛を和らげる
- 瘀血(おけつ:血の巡りが悪い状態)を解消
- 頭痛・肩こり・シミやくすみにも効果が期待できる
▶︎ こんな人におすすめ
✅ 生理痛が強い(鈍痛・刺すような痛み)
✅ 生理の血が黒っぽい・血の塊が出ることが多い
✅ 肩こりや頭痛がある
💡 当帰芍薬散との違い
👉 当帰芍薬散は冷え体質向け、桂枝茯苓丸は血のめぐりが悪い人向けですが、
経血量が多い方では、より量が増える可能性があるため注意が必要です。
加味逍遙散(かみしょうようさん)
👉 「PMSや生理中のイライラ・気分の落ち込みがある人向け」
▶︎ 効能
- 自律神経のバランスを整え、イライラや不安を緩和
- ほてりやのぼせ、動悸を改善
- 気の巡りを良くし、ストレスを和らげる
▶︎ こんな人におすすめ
✅ 生理前~生理中にイライラしやすい
✅ 気分の浮き沈みが激しくなる
✅ のぼせやほてり、動悸がある
💡 ストレスによるPMS(生理前症候群)や生理中の情緒不安定が気になる人におすすめ!
芎帰調血飲第一加減(きゅうきちょうけついんだいいちかげん)
👉 「生理痛・冷え・貧血を伴う人向け」
▶︎ 効能
- 生理痛を和らげ、血流を改善
- 体を温め、貧血を防ぐ
- 冷えや生理不順にも効果的
▶︎ こんな人におすすめ
✅ 生理痛がひどく、血の巡りが悪い
✅ 手足が冷えやすい
✅ 生理の出血量が少ない・周期が不安定
💡 桂枝茯苓丸と似ていますがより冷えを伴う人向け!
温経湯(うんけいとう)
👉 「冷えやすく、生理不順や月経痛がある人向け」
▶︎ 効能
- 体を温め、血の巡りを良くする
- 生理不順を改善し、月経周期を整える
- 乾燥肌や唇の乾燥にも◎
▶︎ こんな人におすすめ
✅ 生理周期が不安定
✅ 冷えが強く、特に下半身が冷えやすい
✅ 肌の乾燥や唇のカサカサが気になる
💡 特に「冷え」+「生理不順」がある人にぴったり!
🔸 漢方を服用するときの注意点
✅ 自分の体質に合った漢方を選ぶことが大切!(体質に合わないと効果が感じにくいことも)
✅ 冷えがある人は「温める系」、血のめぐりが悪い人は「血流改善系」を選ぶと◎
✅ 妊娠中・授乳中の方は、服用前に医師や薬剤師に相談を!
まとめ
生理中に飲める漢方はたくさんありますが、症状や体質に合ったものを選ぶことが大切です。
- 冷えやむくみが気になるなら「当帰芍薬散」
- 生理痛がひどいなら「桂枝茯苓丸」や「芎帰調血飲第一加減」
- PMSでイライラするなら「加味逍遙散」
- 生理不順や冷えが強いなら「温経湯」
体質や症状に合わせて服用すると、快適に月経期間を過ごすことができます。
漢方薬を試してみたいという方は、ぜひご相談くださいね✨