「最近、朝スッキリ起きられない…」
「何となく体が重い、疲れが抜けない」
そんな “なんとなく不調” を感じていませんか?
40代を過ぎると、ホルモンバランスや代謝が変化し、これまで気にならなかった
不調が少しずつ現れてきます。
でも実はその不調、体内の“酵素不足”が関係しているかもしれません。
酵素は、消化・代謝・解毒など、私たちの体を動かすすべての“カギ”を握っています。
この記事では、酵素の役割や、不足するとどうなるのか、そして毎日の生活の中で
酵素を味方にするコツをご紹介します。
今からでも遅くありません。酵素の力で、40代からの体をリセットしませんか?
目次
🧬【酵素とは?】
酵素は、体内で起こるあらゆる化学反応をスムーズに進めるための触媒です。私たちの生命活動に欠かせない存在です。
🔹『体内で働く酵素』とは?
体内で作られる酵素は主に2つに分かれます:
種類 | 主な役割 |
---|---|
① 消化酵素 | 食べ物を分解して栄養素として吸収しやすくする(例:アミラーゼ、プロテアーゼ) |
② 代謝酵素 | 栄養をエネルギーに変換、新陳代謝、デトックスなど(例:カタラーゼ、DNAポリメラーゼ) |
✅これらは体内で作られるもので、私たちの腸内細菌の働きも重要な役割を担っています。
🔸『食べ物に含まれる酵素』とは?
野菜や果物、発酵食品などに自然に含まれている酵素です。
特徴 | 働き |
---|---|
食物自身の消化を助ける | 噛むことで細胞が壊れ、酵素が放出されて唾液と混ざり、胃に届く前に事前消化をスタート |
熱に弱い | 50〜70℃以上で壊れるため、生で食べることが推奨されます |
❗ただし、これらの酵素がそのまま「体内の酵素になる」わけではありません。
🍎『外から酵素を摂る』意味は?
- 直接「体内の酵素」にはなりませんが、消化を助けて胃腸の負担を軽減し、栄養の吸収効率を高めます。
- 消化がスムーズになることで、体内の酵素の無駄遣いを減らし、代謝酵素の働きに余裕を与えるメリットがあります。
✅ポイント
- 基本は「生の野菜・果物」で酵素を取り入れることが大切!
- 加熱処理された野菜ジュースなどは代わりにはなりません(酵素・ビタミン・ミネラルが失われるため)。
- サプリや酵素ドリンクはあくまで補助的なもの、腸内環境を整える食生活が最優先✨
- 良いお通じは、酵素が体内でうまく作られているサインでもあります!
酵素Q &A
Q. 体内で働く酵素は、どれくらいの種類がありますか?
A . 体内で働く酵素は、およそ2万〜3万種類以上存在するといわれています。
これは、人が持つ遺伝子(約2万個あるとされています)の多くが酵素を作る設計図であり
この設計図を元に、アミノ酸を羅列させて、酵素の本体が作られ、体内で働く『酵素』となります。
1つの酵素が異なる条件で複数の働きをすることもあるため、正確な数はさらに多い可能性が
あります。
主な分類と役割の一例:
酵素の分類 | 働きの例 | 代表的な酵素 |
---|---|---|
消化酵素 | 食べ物の分解 | アミラーゼ(でんぷん分解)、リパーゼ(脂肪分解)、プロテアーゼ(たんぱく質分解) |
代謝酵素 | エネルギー生成、細胞の修復 | カタラーゼ、DNAポリメラーゼ、ATP合成酵素など |
解毒酵素 | 老廃物や毒素の分解 | シトクロムP450など |
これらすべてが連携して、私たちの生命維持・健康管理・老化防止などに関わっています。
Q. 酵素ってタンパク質ですか?
A .酵素の構造の主体は「タンパク質」でできています。
酵素は、アミノ酸が数十〜数千個ほど鎖のようにつながってできた「高分子のタンパク質」であり、その立体構造が非常に重要です。
この立体構造が、特定の物質(基質)と鍵と鍵穴のようにピタッとはまり、化学反応をスムーズに進める「触媒」として働きます。
『酵素の特徴』
- 熱や酸に弱い: タンパク質なので、加熱や強い酸性・アルカリ性の環境で変性し、働けなくなります。
- 特異性がある: ある酵素は、特定の反応しか触媒できません(例えばアミラーゼはでんぷんだけを分解)。
- 体内で合成される: アミノ酸を原料にして、細胞の中でDNAの設計図をもとに合成されます。
※一部の酵素には、酵素が働くための補酵素(ビタミンやミネラルなど)」が必要なものもありまる。
Q . 酵素不足だと老化が進むの?
A. はい、酵素不足は老化を早める要因のひとつとされています。
以下のような理由から、酵素の働きと老化は密接に関係しています。
🧓 酵素不足と老化の関係
① 新陳代謝が低下する
- 酵素は細胞の入れ替え(新陳代謝)に関与。
- 酵素が不足すると、古くなった細胞の修復や再生が遅れ、肌の老化や疲れやすさとして現れます。
② 消化吸収力が落ちる
- 消化酵素が不足すると、食べた栄養素を十分に吸収できず、体の材料(タンパク質やビタミン)不足になります。
- 細胞を作り替えるための材料が不足するので、肌・髪・内臓の老化が進みやすくなります。
③ 抗酸化酵素が減少する
- 酵素の中には**活性酸素を除去する酵素(例:カタラーゼ、SOD)もあります。
- これらが不足すると、細胞が酸化(サビ)しやすくなり、老化のスピードが加速します。
④ デトックス力が低下する
- 解毒酵素が不足すると、体内に老廃物や毒素がたまり、肌荒れ・疲労・老化の原因に。
💡 酵素力を低下させないためにできること
- 生の野菜や果物を積極的に摂る(酵素を外から補助)
- 腸内環境を整える(腸内細菌も酵素産生に関与)
- タンパク質・ビタミン・ミネラルをしっかりとる(酵素を作る材料)
- 暴飲暴食やストレスを避ける(酵素の消耗を防ぐ)
酵素の減少は年齢とともに自然に起こる現象ですが、生活習慣でサポートすることでその影響を緩和できます。
Q. 酵素ドリンクには酵素が入っているの?
A. 多くの「酵素ドリンク」には、実際には“酵素そのもの”はほとんど含まれていません。
🔍なぜかというと・・
① 製造過程で加熱処理されていることが多い
- 酵素は**50〜70℃以上の熱で変性(壊れる)**します。
- 市販の酵素ドリンクは安全性や保存性を高めるために加熱殺菌されていることが多く、本来の酵素の働きは失われている可能性が高いです。
② 発酵成分=酵素ではない
- 「発酵食品=酵素がたっぷり」と誤解されがちですが、
- 発酵は酵母や菌の働きで栄養を変化させたもの。
- 発酵ドリンクに含まれるのは主にアミノ酸・ビタミン・乳酸菌などで、酵素そのものはわずかか壊れています。
③ 「酵素入り」は表示できても“酵素が働く状態”ではない
- 酵素は「成分名」なので表示はできますが、働ける状態かどうかは確認されていないことがほとんどです。
Q. 酵素ドリンクが健康に役立つってどういうこと?
A.「酵素ドリンク」が健康に役立つ理由は、「酵素そのもの」ではなく、酵素の働きで生まれた“発酵成分”や“栄養素”が体に良い影響を与える点にあります。
🍹【酵素ドリンクが健康に役立つ3つの理由】
✅ 発酵で生まれた栄養素が豊富
酵素ドリンクには、野菜や果物を発酵させて作られたアミノ酸、ビタミン、ミネラル、ポリフェノールなどが含まれています。
→ これらは吸収しやすい形になっており、体への負担が少なく、栄養補給に効果的です。
✅ 腸内環境を整える効果
発酵により作られる乳酸菌や酵母菌などの善玉菌成分が、腸内のバランスを整えます。
→ 腸が整うと、
- お通じが良くなる
- 免疫力UP
- 肌の調子が良くなる など、全身の健康につながるとされています。
✅ 断食・ファスティング中のサポートに◎
酵素ドリンクは、カロリー控えめながら最低限の栄養とエネルギーを摂取できるため、
- プチ断食(ファスティング)
- 胃腸を休めたいとき
- 体重管理 などに活用されます。
⚠️ 酵素ドリンクを選ぶときの注意点
- 「酵素がたっぷり働いている」わけではなく、補助食品としての位置づけです。
- 糖質が多い商品もあるので、成分表をチェックして選びましょう。
- 健康食品はあくまで日々の食生活の補助と考え、生の野菜や果物、発酵食品をベースにすることが基本です。