「疲れやすい」を卒業!40代からの元気を育てる食べ方と漢方薬


まずは食べ物を変えてみる!

🍚 甘いものがやめられないのは「エネルギー不足」のサインかも?

「甘いものが無性に食べたくなる…」
それは、体がエネルギー不足を感じている証拠かもしれません。

でも、お菓子やジュースの糖分は、血糖値が一気に上がったあと、急降下することで、かえって疲れやすくなったり、さらに甘いものが欲しくなってしまうことがあります。

✅おすすめは【自然な甘み】を持つ食材

お米(白米・玄米)
さつまいも、じゃがいも、かぼちゃなどの根菜類

これらは消化がゆっくりで、エネルギーが持続しやすいのが特徴です。
東洋医学では、こうした「甘みのある自然食材」は**“気”を補って体に元気を与える**とされています。


🥩 タンパク質が少ないと疲れやすくなる理由

私たちの体は、食事から得た栄養を使って、**ATP(エネルギーのもと)**を作っています。
このATPは、炭水化物・脂肪・タンパク質から作られますが、50歳前後から、炭水化物だけではエネルギーが作られにくくなるという研究報告もあります。

つまり、タンパク質の摂取がますます重要になる年代なのです。

✅ タンパク質を効率よくとる方法

肉や魚が少なめの方は、ホエイプロテイン(乳由来)を活用するのがおすすめ
・できるだけ添加物の少ないプロテイン
を選びましょう

タンパク質は、筋肉だけでなく、ホルモンや酵素など体の代謝にも関わっています。
年齢を重ねるごとに、しっかり補うことが未来の元気を支えるカギになります。


🥥「中鎖脂肪酸」でエネルギー効率アップ

中鎖脂肪酸(MCTオイルなど)は、体に溜まりにくく、すぐにエネルギーとして使われる油です。

✅ 取り入れ方

・スープやヨーグルトに小さじ1杯ほど入れるだけでOK
・加熱に弱いので、そのまま使うのがおすすめです


🖤 「黒い食材」で“腎”をサポート

東洋医学では、“腎”は生命エネルギーの源とされます。
40代からはこの“腎”の力がゆるやかに落ちていく時期とされ、「老化のサイン」が現れやすくなるタイミングです。

✅ 腎をいたわる黒い食材

・黒ごま
・黒豆
・ひじき
・昆布
・黒きくらげ
など

とくに肉体的な老化に伴う疲れは腎と関係が深いため、黒い食材を意識して取り入れるとよいでしょう。


🍠 山芋・長芋は“腎”と“胃腸”の両方に◎

山芋や長芋は、胃腸のはたらきを整え、栄養をしっかり吸収できる体に整えてくれる食材です。
同時に、体を元気にする“補腎・補気”の作用もあるため、まさに40代からの女性にぴったりの一品です。


🌿まとめ

🔹 精製された糖よりも、自然な甘みのある炭水化物
🔹 炭水化物だけに頼らず、タンパク質と良質な脂質も取り入れる
🔹 腎をサポートする黒い食材や山芋を味方にする

毎日のちょっとした食習慣が、未来の元気な体をつくります。
「疲れが抜けない…」と感じる前に、エネルギーの土台から見直してみましょう


『疲れ』に役立つ漢方薬



🌿年齢とともに抜けない疲れに。

〜体質から整える「漢方」の知恵〜

最近、こんなお悩みありませんか?

  • 「休んでも疲れが抜けない」
  • 「朝からだるくて動きたくない」
  • 「イライラして眠れない…」
  • 「年齢のせい?なんとなく元気が出ない」

40代を過ぎると、体の疲れは単なる睡眠不足や働きすぎだけではなく
体質の変化やホルモンバランスの影響も関わってくると言われています。

そんなときに心強い味方になってくれるのが、体の内側から整える漢方薬です。
今回は、疲れのタイプ別におすすめの漢方薬を4つご紹介します。


補中益気湯(ほちゅうえっきとう)

〜気力がわかず、食欲も落ちている方に〜

「とにかく疲れやすい」「夕方になるとぐったり」
そんな方は、体のエネルギー源=“気”が足りていない「気虚タイプ」かもしれません。

この漢方は、胃腸の働きを整えながら、元気を補う処方
病後や夏バテ、慢性的な疲労にとてもよく使われています。


十全大補湯(じゅうぜんたいほとう)

〜冷えや貧血ぎみ、疲れが長引く方に〜

「手足が冷える」「肌もカサカサ」「いつも疲れている」
これは、体の中をめぐる“気”と“血”が不足している「気血両虚タイプ」。

十全大補湯は、体力・免疫力・肌の栄養までも底上げする処方です。
産後や病後の回復、慢性疲労にもおすすめです。


人参養栄湯(にんじんようえいとう)

〜心も体も疲れて眠れない…そんな時に〜

「疲れているのに眠れない」「気分が沈む」「動悸がする」
心も体も同時に消耗している「心身疲労タイプ」にはこの漢方。

人参養栄湯は、エネルギー・血・潤いを補いながら、精神も安定させる処方
更年期以降の“元気が出ない・眠れない”に、じわじわと効いてくれます。


開豊 瓊玉膏(けいぎょくこう)

〜加齢や虚弱からくる“芯の疲れ”に〜

「何をしても疲れがとれない」「年齢のせいか、体が衰えてきた気がする」
これは、体の根本=“腎”が弱くなってきている「腎虚タイプ」。

瓊玉膏は、“腎・肺・脾”をまとめて補う最上級の滋養薬です。
人参・地黄・茯苓などを黒蜜のように練ったエキスで、続けやすく、
肌・髪・睡眠・免疫・元気すべてを底上げしてくれる“美容と健康の万能薬”とも言われています。



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