40代からのプロテインドリンクの選び方

40代以降は、食が細くなったり、忙しさで不規則になったりして、
気づかないうちに たんぱく質不足 になりがちです。

肌・髪・爪・筋肉・ホルモン…
どれも“材料はたんぱく質”。

補助としてプロテインドリンクを取り入れるのは、とても賢い方法です。

今回は、プロテインの種類ごとに特徴と、選ぶポイントをまとめました。

🌸① ホエイプロテイン(乳たんぱく)

迷ったらコレでOK。もっとも吸収が早く、使いやすい。

👉 こんな方に

  • 毎日のたんぱく質量が少ない
  • 体力の低下が気になる
  • 髪や肌のハリ不足が気になる
  • 朝ごはんが軽い/食べられない


🔸メリット

  • 吸収が早く、効率よく使われる
  • 体の修復・回復に向く
  • 味が飲みやすい商品が多い

🔷選ぶポイント

 ●人工甘味料が少ないも
 ●グラスフェッド(牧草飼育)牛由来だとなお良い
 ●粉の溶けやすさも続けやすさのポイント!

✨ホエイの種類

ただし、ホエイプロテインには「種類」があります。

① WPC(ホエイプロテイン・コンセントレート)
たんぱく質:約70〜85%

✔ 特徴

最も一般的で価格も続けやすい。
ホエイに含まれる栄養素(ミネラル・乳由来成分)が自然に残るため、
初めてのプロテインとしておすすめ。

✔メリット

コスパが良い
栄養素が比較的豊富
味がまろやかで飲みやすい

✔注意点

乳糖がやや多く、お腹がゆるくなる方に不向き
便秘がちになったりオナラが臭くなることもあるので量に注意(最初から
たくさん取らないように)


② WPI(ホエイプロテイン・アイソレート)

たんぱく質:約90%以上

✔特徴

乳糖・脂肪などをより多く取り除き、
たんぱく質の純度が高いタイプ。

✔こんな方におすすめ

乳糖不耐症(牛乳でお腹がゴロゴロする)
体脂肪を気にしている
なるべくピュアなたんぱく質をとりたい

✔メリット

お腹がゆるくなりにくい
高たんぱくで効率が良い
体脂肪が気になる女性にもおすすめ


③ WPH(ホエイプロテイン・ハイドロリセート)

加水分解ホエイ

最も吸収が早いタイプ。

✔特徴

ホエイを“あらかじめ細かく分解した状態”。
胃腸に負担が少なく、吸収が非常に早い。

✔こんな方におすすめ

トレーニング後すぐに吸収したい
胃腸が弱く、消化力に自信がない

✔注意点

価格が高め
少し苦味を感じる商品がある


🌸② ソイプロテイン(大豆たんぱく)

ゆっくり吸収。満腹感が持続。女性ホルモンに類似の働きを持つ成分も含む。

👉 こんな方に

  • 間食の代わりに使いたい
  • ダイエット中
  • コレステロールが気になる
  • 胃腸が弱く、乳製品が不安


🔸 メリット

  • 消化・吸収がゆっくりで腹持ちが良い
  • コレステロール対策にも
  • 植物性なので体に残りにくい


🔷注意

  • 合う人と合わない人がいる
  • 大豆の風味が苦手な方は飲みにくい場合も
  • ホルモン感受性疾患に関連する治療を受けている場合は、大豆プロテインのサプリメントとしての摂取は避けましょう

🌸③ エンドウ豆プロテイン

アレルギーが気になる方や胃腸が弱い方に向く。

👉 こんな方に

  • 乳・大豆が合わない
  • できるだけナチュラルに摂りたい
  • 朝の胃腸が重くなりやすい


🔸メリット

  • 消化負担が少ない
  • 大豆臭や乳っぽさがない
  • ミネラルがやや豊富


🔷味の特徴

やや“豆っぽさ”があり、ホエイよりクセはある。


他にも、ナッツ由来のプロテインもあります。

ソイプロテインや、ホエイプロテインほど流通はしていませんが、ナッツ(木の実)由来のプロテインは 植物性でアレルギーが少なく、ミネラルが豊富 という特徴から、近年じわじわ人気が高まっています。


🌿ナッツ由来のプロテイン

ナッツ由来のプロテインは、ホエイ・ソイに比べてメジャーではありませんが、
ビタミン・ミネラル・良質な脂質が豊富で乾燥しやすい40代の肌にとって嬉しいことがたくさん!
ソイやホエイに比べて、胃腸症状が出にくいのも特徴です。

① アーモンドプロテイン

ナッツ系の中ではもっとも製品が多いタイプ。

🔸特徴

  • 植物性の良質な脂質が豊富(乾燥肌の方に◎)
  • ビタミンEが豊富 → 抗酸化作用
  • 味が香ばしく、スイーツ風味で飲みやすい
  • 消化がゆっくりで腹持ちが良い


🔷注意

  • たんぱく質量はホエイ・ソイより少なめ
  • 1杯あたり8〜12g程度のことが多い

② カシューナッツプロテイン

まだ珍しいですが、アメリカでは増えているタイプ。

🔸 特徴

  • 味がクリーミーで飲みやすい
  • マグネシウムが豊富 → 筋肉のこわばりに◎
  • カロリーはやや高め


③ ピーナッツプロテイン(落花生)

ナッツというより豆類に近いですが、ナッツ系プロテインの仲間として扱われることも多いです。

🔸特徴

  • たんぱく質量が比較的多い
  • “ピーナッツバター風味”が好きな人には人気
  • 食物繊維も含まれ、腸にやさしい


🔷注意

  • アレルギーがある方はNG
  • カロリー高め


④ ヘンププロテイン(麻の実)

ナッツというより「シード(種子)」ですが、ナッツアレルギーの方にも合いやすく、植物性プロテインの中でも愛用者が多いです。

🔸特徴

  • 良質な脂質(オメガ3・6)が豊富
  • 食物繊維が多く、腸に働きかける
  • ミネラル(鉄・マグネシウム)が豊富
  • 40代女性の“隠れ鉄不足”対策にも役立つ


🔷注意

  • 消化がゆっくり → 血糖値が安定しやすい
  • 脂質の質がよく、肌にツヤに◎
  • 植物性なので胃腸が軽い
  • 草っぽい風味がある
  • たんぱく質量はソイより少なめ(10〜14g)

⑤ インカインチプロテイン(サチャインチプロテイン)


ビタミンE、ポリフェノール:抗酸化成分も豊富なナッツ系プロテインで
たんぱく質含有量も約60%前後と植物性としてはかなり高い水準

必須アミノ酸をバランスよく含み、良質な脂質(オメガ3脂肪酸)を豊富に含みます。


🌸ナッツ系プロテインのデメリット

  • ●たんぱく質量はホエイやソイより少なめ
  • ●値段が高め
  • ●ナッツの風味が合わない人は飲みにくい
  • ●置き換えや運動後にはやや物足りないことも

「メインのプロテイン」というより、サブ的・間食代わりに使うと良いでしょう。


🌿ナッツ系どんな人に向いている?

  • ●乳・大豆が苦手
  • ●ソイプロテインの豆っぽさが苦手
  • ●肌の乾燥が気になる
  • ●腸にやさしいプロテインを探している
  • ●タンパク質と一緒にミネラルやビタミンなども補給したい!

タンパク質をとって肌も綺麗になりたい女性にはとても相性が良いプロテインです!


🌸どれを選んでも共通で見てほしいポイント

1. 原材料がシンプル

余計な糖質・脂肪・添加物は少ないほど体に優しい。

2. たんぱく質含有率

1杯あたり 15〜20g前後 が目安。

3. 甘すぎる味は避ける

人工甘味料や添加物が入っていないことがポイント。砂糖や甘味料他、フレーバーなども無添加のものにして、自分でココアやきな粉、青汁、蜂蜜などで味をつけるのがおすすめ。

4. 飲むタイミング

  • ●朝食がわり
  • ●間食代わり
  • ●運動後
  • ●忙しくて食事が軽くなる日

🌸まとめ

👉 まず、試してみたいならホエイ
体への吸収が早く、材料不足の改善に最適。

👉 胃腸が弱い・女性ホルモンのゆらぎが気になるならソイ
満腹感もあり、間食の置き換えにも。

👉 便秘やオナラが気になる場合、ピープロテインやナッツ系のプロテイン


🌿最後に

プロテインは“特別なもの”ではなく、
不足した栄養を補うだけの食品です。

40代以降は、たんぱく質不足になりやすいので、

「食べられない日だけ、助けてもらう」くらいが丁度い摂り方。

毎日飲むのもではなく、必要な時だけが、肌にも体にも優しい利用法です。



🥢 \毎日の食事に+もう一品!/


忙しい日々の中でも、手軽にたんぱく質をプラスできる食材を常備しておくととても便利です。
プロテインドリンクもいいですが、タンパク質豊富な食材を、ご飯やおにぎり、サラダにちょい足しするだけで、栄養バランスがぐっとアップします。

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