—— あなたの肌は、今どんな声を出していますか?
鏡をのぞいたとき、
「最近、乾燥しやすい」「肌がガサガサしてきた?」
そんな変化を感じることはありませんか?
40代は、体だけでなく“肌の土台”にも変化が出やすい時期。
あなたの肌が本来持っている力を引き出すための基本を学びましょう。
目次
🌸 肌は“薄いバリア”が守っている
私たちの体を包む皮膚は、外側から

表皮 →(基底膜・基底層)→ 真皮 → 皮下組織
という構造でできています。
この中で、スキンケアでお手入れできるのは、表皮の一番上の「角層」だけ。
厚さは、紙よりも薄い“わずか0.02mmほど”です。
角層は、
- 角化した細胞(ケラチノサイト)
- そのすき間を埋めるセラミドなどの脂質
でつくられた、大切な「壁」。
この壁がしっかりしていれば、乾燥しにくく、トラブルにも強い肌になります。
スキンケアを行う意味は、この『角質層』を健康に保つためなのです。
🌿広告でよく見る「お肌の奥まで浸透!」
これは実は、薬事法では認められていない表現。
化粧品は“角層まで”しか作用してはいけないと決められています。
🌸 肌は、水を守る“器官”
皮膚の役割は、とてもシンプルで、とても大切。
- 外から異物が入らないように守る
- 内側の水分を逃がさないように守る
正常な皮膚は、外からの成分(化粧品の美容成分も含む)は基本的に入れません。
だからこそ、角層という“壁の強さ”が美しさにつながるのです。
🌸 新陳代謝(ターンオーバー)は年齢とともに変わる
角層は、年齢とともに生まれ変わりのスピードがゆっくりになります。
- 20代:28日
- 40代:50日ほど
顔の角層は10層以下と薄いため、約10日で「1層」が生まれ変わるイメージです。
このターンオーバーが正常に続くには…
- 基底層で細胞分裂がしっかり行われること
- 上まで上がってきた古い角層がきちんと剥がれること
が必要です。
ですが、
細胞分裂の“材料になる栄養”は、化粧品からは補えません。
なぜなら、皮膚のバリアが異物の侵入を防ぐからです。
🌿つまり
化粧品の多くの美容成分は、「肌の中の材料になる」わけではないのです。
🌸 じゃあ、40代は何をしたらいい?
大切なのは“肌を甘やかす”のではなく、肌本来の働きを邪魔しないスキンケアです。
🌼ポイント
- 角層をこすらない
- 必要以上に洗いすぎない
- セラミドなど、角層を守る保湿を丁寧に
- 体の内側の栄養(たんぱく質・ビタミン・鉄)を満たす
肌はとても薄いのに、とても賢くて、必死にあなたを守ってくれています。
40代からのスキンケアは、「何を足すか」ではなく
“自分の肌の仕組みを知って、無理をさせないこと”
ここから始まります。
🌿40代からの女性におすすめ「毎日できるスキンケア 10の習慣」
—— 顔だけでなく、“体全体”をやさしく守る
40代になると、顔の乾燥だけでなく
腕・脚・背中・お腹など、全身の肌のうるおい不足を感じる方がぐっと増えます。
これは、角層の力が年齢とともに弱くなり、
“水分を抱えておく力”が低下するため。
スキンケアは、顔だけではなく全身の皮膚を守る習慣の積み重ねが大切です。
① 洗顔は“落としすぎない”
朝はぬるま湯、夜は泡でやさしく。
摩擦は角層の大敵です。
② 体を洗うときは「手洗い」が基本
ナイロンタオル・ボディタオルは、40代の乾きやすい肌には刺激が強すぎます。
手でなでるように洗うだけで十分に汚れは落ちます。
③ 石けんは“全身毎日は不要”
皮脂を落としすぎるとバリアが壊れます。
石けんは 汗・匂いが気になる部分だけ(脇、足、デリケートゾーンなど)でOK。
④ 入浴は“ぬるめのお湯”に
42℃以上のお湯は、肌に必要な皮脂を一気に奪ってしまい、乾燥の原因になります。
入浴は 38〜40℃のぬるま湯 がベスト。
特に「顔」は体の中でも乾燥しやすいデリケートな部分。
お湯の温度が高いほど乾燥が進み、つっぱり感や赤みの原因にもなります。
洗顔に最適なのは、約32℃のぬるま湯。
この温度でも、余分な皮脂や汚れはしっかり落とせるのでご安心ください。
もし「お風呂のついでに、ついシャワーで顔を洗ってしまう…」という方は、
入浴前後に洗面所でぬるま湯洗顔をする習慣をつけるのがおすすめです。
それだけで乾燥トラブルがぐっと減り、肌の調子が整いやすくなりますよ😊
⑤ 湯上がり後は“全身オイル”で守る
お風呂上がりは水分が一気に蒸発しやすい時間。
3分以内に
全身に植物由来のオイルをサッと塗るだけで
うるおいの逃げ方が大きく変わります。
特におすすめは…
- ホホバオイル(皮脂バランスを整え、べたつきにくい)
- アルガンオイル(ビタミンEが豊富で、肌の柔らかさUP)
どちらも角層に馴染みやすく、40代の乾燥しやすい肌にぴったり。
タオルで優しくおさえるようにして水分をとり、少し肌がしっとりした状態で
オイルを塗るのがポイントです。
⑥ その上から“保湿剤”を重ねてもOK
オイル → 乳液やクリーム
と重ねると、蒸発をさらに防げます。
⑦ たんぱく質をしっかりとる
肌の材料はたんぱく質。
肉・魚・卵・大豆を毎食少しずつ。
⑧ たんぱく質が不足しがちな方は“プロテイン”を活用
40代は、若い頃よりも食が細くなり、胃腸の消化吸収力も弱るため
気づかないうちにたんぱく質不足になりがち。
飲みすぎない範囲で、ホエイ・ソイなどのプロテインを補助として使うのは
とても良い方法です。
(特に肌・髪・爪が弱くなりやすい方に)
⑨ 鉄・ビタミンB群・亜鉛を意識して
細胞の生まれ変わりに必須。
赤身肉・あさり・卵・海藻・豆類を毎日ちょっとずつ。
⑩ 睡眠は“最高の美容液”
肌の修復は夜に行われます。7時間前後の睡眠を大切に。
🌸まとめ
40代からのスキンケアは、
“顔だけ”ではなく、
体全体の角層を守る習慣づくり。
- 🔷 ぬるめのお風呂
- 🔷 手で洗うやさしい洗浄
- 🔷 部分石けん
- 🔷 湯上がり3分以内のオイルケア
- 🔷 食事と睡眠の見直し
- 🔷 必要に応じたプロテイン補給
こうした小さな積み重ねが、
10年後のあなたの肌をしっとりと守ってくれます。

