『きりがいいところまでやろう』という意識を捨てる
近年の新型コロナウイルス感染症の流行で、在宅ワークが広がりましたが同時に精神的にも肉体的にも疲労感を感じる人が増えたと言われています。
これは、『時間が来たら仕事を中断して休む』という会社では当たり前だったことが、個人の裁量となり、『きりがいいところまでやろう』と長時間パソコンの前に座っていたり、作業をする人が増えたせいもあるでしょう。
人の集中力は15分程度、最大でも90分程度しか持ちません。
脳が疲れているのに、無理やり仕事や作業を続けると、判断力の低下や思ってもいなかったミスやトラブルの元になることもあります。
また、『アイデア」や『ひらめき』が求められる場合には、そのアイデアやひらめき自体も湧いてこないということになりかねません。
休んでいても、脳はフル回転しています!
脳は、仕事をしていない間、作業をしていない間も、そのことについてずっと考えています。
休憩したり、少し散歩をしたり、お昼寝をしたりするとと、今まで湧いてこなかったアイデアやひらめきが湧くこともしばしば。
例えば、化学を学ぶ方なら誰でも知っているベンゼン環の構造式や、ミシンも一生懸命考えていた間ではなく、その発明のきっかけは『夢の中だった』ということは有名です。
40代からは、疲れるまで脳と体を働かしてはいけません。
疲れる前にひと休みが、疲れを溜めない秘訣
40代からは、若い頃には感じなかった日常の些細なことが積もり積もっていつの間にか体に不調をきたすような大きなストレスとなってしまうこともしばしば。
頑張れる人ほど、頑張らないよう、無理しないように、ご自身を労ってくださいね!
疲れたから休むのではなく、時間が来たら休む。疲れる前に休む。
それが、ストレスを遠ざける秘訣です。