「ストレスをなくせばいい」って、
わかってるけど、そう簡単じゃないですよね。
仕事、親の介護、子どものこと、夫のこと、友達との関係…50代って、本当にいろんなことが重なる時期。
「ストレスになってることを変えよう」って頭ではわかってても、現実にはそう簡単に変えられないことばかり。
今すぐには環境は変えられない、そんな時は実はもうひとつアプローチを試してみてください。
それが、「自分の反応を変える」ということ。
最初は「え、それって結局我慢しろってこと?」って思うかもしれないけど、我慢ではありません。
不調を生んでるのは、出来事そのものより自分自身の「反応」かもしれない。
ストレスがかかって不調になるのは、こんな流れで起きています。
出来事が起きる
↓
自分の中で反応する
⏬ ( 不調が出るまでにどれくらいの時間がかかるかは個人差があります)
身体や気持ちに不調が出る
たとえば、こんな場面。
日常のひとコマ
夫とのちょっとした言い合い。
子どもとのケンカ。
上司や同僚のそっけない態度
些細なことだって、頭ではわかってる。
でも、そこにこんな気持ちが乗っかった瞬間——
「なんで私ばっかりガマンしないといけないの?」
「何度言ってもわかってくれない」
「なんで私にばっかり…」
身体は、もう動き始めています。
心臓がドキドキ
肩がぐっと固まる
眠れない夜
じわじわ続く緊張
些細な出来事だから、その反応自体は一瞬で終わるかもしれない。でも、問題はここから。
同じパターンを、何度も何度も繰り返していると——
✅ 出来事が起きる → 身体が反応する
✅ 出来事が起きる → 身体が反応する
✅ 出来事が起きる → 身体が反応する
⚠️ 出来事がなくても、思い出しただけで反応してしまう
身体が「この考えパターン=危険」と学習してしまうから。実際にケンカをしていなくても、ふと頭によぎっただけで心臓がドキドキして、肩が張って、夜眠れない——そんな状態になっていきます。
些細なことの積み重ねが、毎日続く不調の正体かもしれません。
毎日に自分に起こる出来事はおんなじでも、自分の反応が少し変わると、
心と体への影響もじわっと変わっていきます。
「我慢する」じゃなくて、「受け取り方に選択肢を持つ」ってこと。それだけで、身体はずいぶん楽になれます。

ストレスを東洋医学的に説明すると,
東洋医学では、強いストレス反応が続くと「気」の流れがスムーズにめぐらずに滞る(気滞)と考えます。
すると、体全体のめぐりに影響して、
✅ 筋肉が凝り固まって 👉 肩こり・頭痛
✅ 熱がこもって 👉 ホットフラッシュ・不眠・夢をよく見る・イライラする
✅ 内臓のはたらきが悪くなって 👉 胃の不快感・吐き気・食欲低下・便秘
などなど
あらゆる不調につながっていきます。
だから逆に言えば、自分の反応が変わると、気の流れが整って、そういった不調も静まりやすくなるのです。
じゃあ、どうすればいい?小さなことから始めてみよう。
1 「〜しなければ」って思ったとき、一度気づいてみる。
変えなくていい、まず「あ、またこのパターンだ」って気づくだけでいい。
2 感情がざわついたら、深呼吸を3回。特に、吐く方を意識してしっかり口で息を吐いてから、鼻から吸う。
身体から落ち着かせると、反応のクセが少しゆるんでくるよ。
3「これ、10年後も大事なことかな?」って自問してみる。視野がひろがると、反応の強さが変わることがある。
4 不調が出たとき、「また来た、いや」じゃなくて「身体が何か伝えようとしてるのかな」って受け取ってみる。
不調は何かおかしいよ!という体の訴えなので、それまずは受け止めてみてください。
これって「ストレスをポジティブに考えよう」ということではありません。
しんどい気持ちを受け止めて、
同じ出来事に対して、もう少し自分に優しい受け取り方ができるかもしれない、って可能性を持つってこと。
それだけで、更年期の不調ってずいぶん変わってくることがあります。
更年期に起こる体と心の変化は、ホルモンのせいだけじゃないし、あなたが弱いわけでもありません。
ただ、いろんなことが重なる時期に ご自身の反応のクセ がちょっと出やすくなってるだけなのです。
だから、どうにもならない環境を変えることに思いをめぐらせたり、一生懸命になるのではなく
自分の内側にちょっとだけ目を向けてみてくださいね。
ご自身の抱える不調は、体からの手紙のようなもの。その手紙を読み解く秘訣が、東洋医学にはあるのです。
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